重要テーマ5 関西の発展に貢献し,地域・社会から愛され信頼される阪神高速を目指して国際事業を通じた社会貢献

50年以上にわたる高速道路の運営・管理に関する豊富な経験を生かし、世界各国の道路や橋についての課題解決をお手伝いしています。

国際コンサルティング業務の実施

開発途上国では、道路ネットワークの整備、運営・管理において多くの課題を抱えています。阪神高速はその課題を解決するため、アジア、アフリカ各国を対象に、道路・橋梁の維持管理、そして環境社会配慮などの分野を中心に国際コンサルティング事業を展開しています。

ケニア共和国モンバサ地区での活動

件名 期間 発注者
モンバサ港周辺道路建設の設計・施工管理・
維持管理等コンサルティング業務
2013-2025 ケニア国道公社
モンバサゲートブリッジ建設事業準備調査 2016-2019 JICA
モンバサゲートブリッジ建設事業詳細設計業務 2020-2022 JICA
ケニアの道路整備状況
モンバサ位置図

アフリカ大陸の東部に位置するケニア共和国は、当社の国際事業の重点国であり、道路維持管理の分野において国際協力機構(以下「JICA」という)およびケニア国道公社よりコンサルティング業務を受注しています。また、地域最大の国際貿易港を持ち、ウガンダやタンザニアなどに続く東アフリカ北部回廊の起点として開発が進む一方、道路インフラの整備や慢性化する渋滞、交通量のさらなる増加への対応が求められている東部モンバサ地域に着目しています。当社では、この地域において生じている課題に対し、日本のODAにより現地で進行している大型プロジェクトに他企業と共同で参画し、道路完成後の維持管理に関する技術支援などを担当することで、これらの課題解決に向けた一翼を担います。

専門家派遣、研修などを通じた国際協力

タイ高速道路公社からの研修生
モロッコ国営高速道路会社などからの研修生

長年JICAを通じて開発途上国へ社員を派遣し、技術指導を行っています。2010年より、ケニアにて当社社員が長期専門家として道路関係機関のメンテナンス能力強化に従事し、現地から高い評価を得ています。また、タイ、カンボジア、モロッコ、中国の道路関係機関とは技術協力に関する覚書を締結し、技術者の相互派遣や研修などで交流を深めています。毎年、海外の政府・道路関係機関職員、学術研究者などの研修生が当社を訪れ、高速道路の運営・管理に関する研修を通して交流を深めています。

VOICE コロナ禍の世界で再認識する道路の大切さ

技術部 シニアエキスパート
小椋 健司

新型コロナウイルスの世界的な蔓延により国際間の人の往来が難しい状況下でも生活物資の物流を支える道路インフラの重要性は世界の共通認識となっています。
このパンデミックのなか、道路行政を司る新興国の政府関係者を対象としたJICA道路行政研修がオンラインで開催されました。オンラインのため時差を考慮し、中東アフリカ地域とアジア地域の2回に分けての研修となりました。都市封鎖が行われた国から参加された行政官もいらっしゃり、オンラインでの開催でしたが、道路インフラの重要性が際立った現下の情勢を反映し、実務家同士の白熱した研修となりました。