阪神高速のキャリアパス
機械系
久米 正一
KUME SHOICHI
建設・更新事業本部 堺建設部施設課
2002年入社
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- 学生時代
- 幼いころから飛行機や車が好きだったこともあり、大学では機械工学を専攻。大学院に進学する際に材料工学研究室から制御工学研究室に移り、ハイブリッド自動車の制御手法を研究。
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- 1年目
- 大阪建設局工事部施設課 新規建設路線である淀川左岸線のトンネル換気・防災設備設計を担当。上司に助けていただきながら、道路トンネル設備設計のイロハを学んだ。
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- 2年目
- 大阪管理部施設課 既設路線で運用されている機械設備の改修設計を担当。1年目に担当した新規建設路線の設備設計とは全く異なる仕事にとまどいながらも、なんとか与えられた仕事をこなしていく日々。設計に従事した案件を工事として発注し、契約された工事を工事監理部門に引き継ぐことで、初めて一連の仕事を進めることができたという充足感を得た。
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- 4年目
- 保全施設部施設管理グループ 本社部門において、機械設備の設計・施工を担当する部署が使用する設計基準の改訂等を担当。他設備を担当する部署と考え方を調整しながら基準を改定し、それを関係部署に通知する中で、少しずつ仕事の全体像を理解できるようになる。
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- 7年目
- 大阪管理部施設保全グループ 再び管理部門に戻り、長大橋維持管理設備を更新する工事や社屋を新築する工事の監理に従事。それまであまり経験のなかった工事監理をする中で、よりよいモノづくりのためには工事の進み方を予め把握し、受注者の方が仕事をしやすいように調整する必要があることを学ぶ。
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- 9年目
- 建設事業本部建設施設課 建設事業の本社部門にて、入社1年目に関わった淀川左岸線のトンネル換気・防災設備設計に再び従事。設計コンサルタント会社の方と設計を進めていく中で、トンネル設備設計の奥深さや面白さを再発見。
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- 10年目
- 建設事業本部大阪建設部淀川左岸線建設事務所 前年度設計に従事していたトンネル換気・防災設備の工事を自分自身が監理するという好機を得た。設計に携わったものが設備として出来上がり、実際に稼働する様子を目の当たりにして、この分野の仕事の醍醐味を味わうことができた。淀川左岸線の供用にも立ち会うことができ、直前まで工事現場だった道路を最初の車がゆっくり走っていくのを見て、とても感動。
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- 12年目
- 保全交通部保全企画課 それまで関わってきた業務とは全く異なり、道路資産のメンテナンスに必要な予算を管理する仕事を担当。社内の多くの部署や他の道路会社、高速道路機構等と調整するなかで、道路保全部門の観点から会社経営スキームの全体像を把握できるようになる。
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- 15年目
- 長期海外留学(BASt:ドイツ連邦道路交通研究所) 入社時から夢としていた海外長期留学を現実にする好機に恵まれ、ドイツの連邦交通・デジタルインフラ省管轄の研究所に客員研究員として在籍。トンネル換気の研究に従事すると同時に、研究所の同僚たちとの親交を深める。アウトバーンを現地調査する機会もいただくなど、多くの貴重な経験をする。
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- 16年目
- 建設・更新事業本部堺建設部施設課 大和川線トンネル換気・防災設備の新設にかかる設計、工事監理を担当。自分のキャリアの中で最も多く従事してきたトンネル設備についても、まだまだ知らないことが多くあり、専門知識を深めていく楽しみを享受。
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学生時代の将来像・入社時の思い
学生時代に自動車の研究をしていたこともあり、自動車に関係する会社を調べる中で、関西地域へ大きな貢献をしている当社に魅力を感じました。また、決して多くない機械設備担当の社員が阪神高速の機械設備全体を担当していることも、興味を持った理由の一つでした。入社時に上司が私の仕事を丁寧にサポートしつつ、手際よく仕事をされている背中をみて「いつか会社で必要とされる社員になりたい」と思っていました。
将来像、これから取り組みたいこと
専門分野の知識をさらに深めると同時に、他分野の仕事にも幅広く目を向けることができる技術者でありたいと思っています。また、留学経験を生かして国際的な舞台でも仕事をすることができたら、と考えています。