
CAREER INTERVIEW 07
“新しい視点で、未来をつくる”
ひろげる / 関連部門
T.Inaba
事業開発部
プロジェクトリーダー
2010年入社
情報科学研究科 情報科学専攻 修了


入社を決めた理由
フランクに声を掛け合い、相互協力しながら仕事を進める社風。

大切にしている信念
責任感を持って取り組む。
多角的な視点で物事を捉えて判断すること。

現在の仕事内容を教えてください。
料金収入に依存しない新たな収益源となる新規事業の開発に取り組んでいます
事業開発部では、「つくる」部門や「まもる」部門など、長年の高速道路事業を通じて培ったノウハウや会社の保有資産を活かして新たな事業へ「ひろげていく」関連事業に取り組んでいます。具体的には、パーキングエリアの管理運営や不動産の有効活用、高架下空間などを利用した駐車場の展開、当社が保有するノウハウを活用した技術外販などがあります。また、今まで実施したことのない新しい事業に挑戦することも重要な仕事の一つです。その中でも、私は主に電気通信系技術の専門知識を活かした技術外販などの業務に従事しています。技術や設備の外販など、今の仕事を行う上では、高速道路における電気通信設備の企画、設計、工事、維持管理に関する経験と知識がなければ務まりません。
これまでのお仕事の経験について教えてください。
電気通信設備に関する業務を中心として幅広い分野を経験してきました
主に高速道路における電気通信設備や基幹システムの企画、設計、工事、維持管理に関する業務を経験してきましたが、現在の事業開発部や本社において全社的な総合調整や知的財産の管理を担当する部署など、電気通信分野だけでなく、広い知識を必要とする部署にも所属したことがあります。様々な部署や立場での業務を経験することにより、全体最適の視点での意思決定など、マネジメント能力を培うことができたと思います。その一方で、ジョブローテーションにより定期的に業務内容が変わってしまうため、技術面での継続的学習や技術継承が課題だと感じています。


入社前と比べて、ジョブローテーションのイメージに変化はありましたか?
多様な業務経験ができ、風通しの良い社風に繋がっています
2~3年ごとに新たな部署で業務に従事することは大変さもありますが、様々な業務を異なるメンバーと経験できるのはスキルアップになりますし、社員間のコミュニケーションが活発になり、風通しの良い社風にも繋がっていると考えており、イメージに変化はありません。ただ、業務の途中で異動となることが多いので、引継ぎをしっかり行わなければ、後任者だけでなく、社外の関係先へもご迷惑をおかけしてしまうこともあります。引継ぎ書で業務の詳細すべてを網羅するのは難しい部分もあるため、より丁寧な引継ぎを心掛けています。ジョブローテーションを取り入れている当社は、様々な部署で幅広い業務を経験し、会社全体を見渡しながら事業をマネジメントしていくスタイルの仕事に魅力を感じる方には向いている環境だと思います。

これまでで印象に残っていることは?
6号大和川線の新規建設工事の担当者として、全
員で協力し無事に目的を達成した経験です
堺建設部施設課にて6号大和川線開通のための工事監督業務に従事した経験は、今でも印象に残っています。開通日は一度決まると基本的に変更はできないため、その日までに工事を完了させ、お客さまが通行できる状態にするという責任があります。開通直前は多忙を極める日々でしたが、各部署が相互協力することはもちろん、工事を受注いただいた施工会社など、社内外問わず関係者が一丸となって同じ目標に向かって全力で取り組み、無事に開通日を迎えることができました。当日は、各料金所などに堺建設部所属の社員が配置され、あらかじめ決められた時間に一斉に高速道路を開放しましたが、お客さまに安全に通行いただけた瞬間を間近で見た時は、この上ない達成感を感じることができました。

大切にしている信念を教えてください。
全体最適な視点で仕事をする
当社の仕事は、自分が良ければ会社全体もうまくいくという訳ではなく、関係者との連携や調整が欠かせません。自部署のことだけを考えていると、他部署に迷惑をかけることもあるため、会社にとって何が最適なのか俯瞰的に物事を考える必要があります。例えば、新規建設路線の電気通信設備工事において、設備を高速道路上に設置するためには、先に土木構造物が整備されていなければなりません。一方、土木構造物も並行して工事中であり、時間が限られている中、土木担当部署に対して設備が設置しやすいよう細かい条件を主張しすぎると、期限を守れなくなるなど、会社の事業全体に支障をきたすこともあるのです。そのような経験から、私は多角的な視点で物事を捉えて最適解を導き、責任感を持って取り組むことが仕事を進める上で最も大切な価値観だと思っています。
日々の業務でどのようなことがモチベーションの源になっていますか?
部署ごとにモチベーションは変わっても、社会を支える仕事への誇りは変わらない
事業開発部に配属されるまでは、高速道路の電気通信設備や基幹システムに関する業務を通じて、お客さまへ安全・安心・快適な道路サービスを提供することにより、関西の暮らしや物流を支えていることがモチベーションの源でした。今の部署では、新しいことに挑戦できる環境がモチベーションの源です。配属された部署によって業務内容は変わるため、モチベーションの源も所属部署や人それぞれの感じ方によって少しずつ変わることがあるとは思いますが、多くの部署で関係する高速道路事業は、関西経済の発展や暮らしを支える重要な役割を果たしています。特に物流においては、関西圏に配送されたモノの約半分は阪神高速を経由するとも言われており、物流・人流を支える重要な社会インフラの一端を担っている、その事実は共通で、大きなモチベーションになっていると思います。


キャリアを積む中で描いている(つくっている)「当たり前」とは?
常に新しい視点で挑戦し続ける
事業開発部では、高速道路料金収入に依存せず、新たな収益源となる新規事業を開発するという目標に向かって日々業務に取り組んでいますが、従来に固執した考え方では、新しい事業の収益化は難しいと感じています。事業開発部では、従来の「当たり前」を踏襲するのではなく、常に新しい視点で挑戦することが求められています。また、多様な経験を積み、周囲から信頼されるとともに、挑戦を続けることで自分自身も成長し、より大きな貢献ができると信じています。





入社後の経歴
※部署名は当時のものです。
まもる
まもる
大阪管理部 システム保全課(2010)
まもる
まもる
大阪管理部 施設工事課(2011)
かんがえる
かんがえる
技術部 技術企画課(兼)保全交通部 システム技術課(2014)
つくる
つくる
建設・更新事業本部 施設課(2016)
つくる
つくる
堺建設部 施設課 主任(2019)
まもる
まもる
保全交通部 システム技術課 主任(2020)
まもる
まもる
管理企画部 システム保全課 主任(2022)
ひろげる
ひろげる
現在
事業開発部 プロジェクトリーダー(2024)
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