Cross Talk

今ある道を明日へつないでいくために。

4号湾岸線リニューアル工事を終えて

100年先も
安心して利用できる
高速道路を

阪神高速では、安全・安心・快適を
未来につなげるため、
阪神高速道路の長寿命化に向けた
「高速道路リニューアルプロジェクト」に
取り組んでいます。
今回、その一環として、
2019年11月に4号湾岸線の一部区間で
14日間の車線規制と10日間の
上下線終日通行止めによる
リニューアル工事を実施いたしました。
通行止めを伴うリニューアル工事に携わった
若手社員5名に集まってもらい、
リニューアル工事について聞いてみました。
職種も仕事内容も違う5人が
リニューアル工事に
どのように携わり、
連携して、
工事を無事に終えることが
できたのか
語っていただきました。

Talk Member

  • 管理部門

    大阪保全部 施設工事課

    T.Oidemachi

    入社4年目

  • 管理部門

    管理企画部 保全技術課

    R.Fujiwara

    入社2年目

  • 管理部門

    大阪管理部 営業指導課

    K.Yamamoto

    入社2年目

  • コーポレート部門

    管理企画部 総務・経理課

    M.Katayama

    入社2年目

  • 管理部門

    大阪保全部 保全管理課

    R.Nakata

    入社6年目

※所属部署、部署名称、入社年次は取材当時のものです。

Member Roles

Cross talk / Member Roles

各自が担当した役割を教えてください。

R.Nakata

まずは、みなさんが担当された役割を振り返りませんか。
ちなみに私は、準備段階では保全管理課で社内外問わず工事実施に向けた協議や調整を行い、工事期間中は保全事業課を兼務し傷んだ舗装の補修や橋梁の長寿命化といった土木関係の工事監督を行いました。

T.Oidemachi

施設工事課として、道路情報板の更新や速度回復誘導灯の設置といった施設関係の工事監督を行いました。

R.Fujiwara

現場監督員として携わりました。私は保全技術課に所属しているので、設計どおりに工事が進んでいるかどうかを主に確認していました。

M.Katayama

総務課として、主に現地本部の設営や、工事期間中に社員のみなさんから頂く要望に対応しておりました。

K.Yamamoto

営業担当として料金所のスタッフさんに通行止め期間中の料金情報や工事区間をう回して乗り継ぐルートを周知する役割と、工事期間中は沿道対策班として工事で発生した音やにおいに関するお客さまや沿道住民の皆さまからのご意見に対して、説明を行いました。

Work Preparation

Cross talk / Work Preparation

準備段階で印象に残っていることや苦労したことはありますか?

R.Nakata

準備段階で印象に残っていることや苦労したことはありますか?私は、警察や地方公共団体などの関係機関との協議を担当しました。他にも工事広報に関する調整を担当しました。広報関係では山本くんともやり取りがあったよね?

K.Yamamoto

そうですね。
中田さんが作成したポスターなどの素案に、営業の目線でお客さまに伝えるべき情報も盛り込んでもらえるように意見出しや調整をさせてもらいました。

R.Nakata

今回注意したのはどんなポイントだったの?

K.Yamamoto

工事区間をう回して乗り継ぎ利用されるお客さまへの情報提供に注意していました。お互いの上司も一緒になって色々意見を出し合いましたよね。

T.Oidemachi

僕は今回のリニューアル工事に合わせて施工した速度回復誘導灯の工事に携わっていたので、かなり早い段階から受注者さんと一緒に準備を進めていました。

M.Katayama

速度回復誘導灯を付ける箇所ってどうやって決めてるんですか?

T.Oidemachi

計画部で渋滞等の分析をし、渋滞対策が必要な箇所を選定しています。今回設置した場所はサグ部という渋滞が起こりやすい構造を有していることに加えて、大和川線の開通後には交通量が増えることが予想されていたので、速度回復誘導灯によって渋滞緩和が期待される箇所になります。

Cross talk / Work Preparation

現地本部の設置で苦労したことは?

R.Nakata

現地本部の設置で苦労したことはあった?

M.Katayama

今回は昨年に引き続き現地本部の設営に携わって2回目になるので、より居心地を良くする工夫を関係者の方々と相談しながらしていました。

T.Oidemachi

それでか!トイレの便座が温かくてすごく助かった。

R.Nakata

寒い時期だから意外と大事なところだよね。

M.Katayama

夜間冷え込む日もあったと思うんですけど大丈夫でしたか?

T.Oidemachi

ストーブもたくさん準備してもらえてたから、すごく暖かかったよ。

R.Nakata

毎回いろんな要望を受けると思うけど、それを反映したりもするの?

M.Katayama

はい、今回は部屋のレイアウトを作るときに前回の要望を活かしました。

R.Fujiwara

私は普段コンクリート構造物の補修設計を担当しているので、舗装下のコンクリート床版の損傷調査など、普段は実施することが難しい調査や工事をできるチャンスだと思って、他部署の担当者と調整しながら計画を練っていました。

K.Yamamoto

営業担当としても、誤進入の多い料金所にカラー舗装をやってもらいました。

R.Nakata

そうだったね。

K.Yamamoto

実際に効果も出始めているので、お客さま満足につながって嬉しいです。

R.Nakata

リニューアル工事では、傷んでいる箇所を補修するだけじゃなく、プラスαの改良にも積極的に取り組んでいますよね。誤進入対策もそうだし、わかりやすい案内看板の設置とか。技術担当だけじゃなく事務担当も一緒になって意見を出し合って、より良いものを作っていけたらいいですね。

Work Style

Cross talk / Work Style

実際に工事が始まって、印象に残っていることはありますか?

R.Nakata

今回は例年より長い24日間だったので本当に長く感じました。前半は車線規制、後半は通行止めだったんですけど、通行止めより車線規制の期間の方がお客さまからお叱りの声を頂くことが多かったです。

K.Yamamoto

沿道対策班も車線規制期間中にお客さま対応がありました。

R.Nakata

効率性は大事なんですが、“お客さまや沿道住民の皆さまがどのように感じるか”という視点でも施工方法を検討して、施工業者さんに依頼するところで苦労しました。

T.Oidemachi

施設系としてはやっぱり速度回復誘導灯に注目が集まっていたので、施工を進めながら見学対応を調整するのは大変でした。事前準備をしっかりやっておいて良かったなって。

R.Nakata

先輩や後輩とのやりとりってどんな感じでした?うまく連携できた?

T.Oidemachi

うまくいきました。私が現場に行けない時には代わりに現場に出ている人に写真を撮ってもらうように依頼したり。

R.Nakata

写真は大事だよね。最近はSNSとかでも発信しているから、施工状況をこまめに写真で残すようにしてますね。作業を監督しつつ写真もいっぱい撮って、後輩からも要望をたくさんもらって走り回ってました。笑

K.Yamamoto

施工状況の進捗をリアルタイムで発信してるんですか?

R.Nakata

そうそう。それから、お客さまへの発信の他に最近は現場で起きた突発事象の社内共有にもSNSツール(コミュニケーションアプリ)を使うようになったから、すごく効率化されたように感じました。品質や工程管理のいろはは先輩から教わることが多いんですけど、SNSの活用は若手から出たアイデアなんですよ。そんな流れが最近増えていていいなって思います。

R.Fujiwara

私もかなり使いました。デジカメで撮っていたときは一旦現地本部に戻ってPCに取り込んでから共有していたのが、現場で即共有できるようになったので、写真を見ながらその場で指示をもらえるようになってすごく便利でした。

R.Nakata

今後もそういうアイデアがどんどん出てくるかもしれないね。ほかに印象に残った出来事ってありました?

K.Yamamoto

工事期間中はう回乗り継ぎの経路を設定していたんですけど、想定できるすべてのルートを洗い出すのに苦労しましたね。

M.Katayama

そういう経験って次に関わる機会があったら絶対役立ちますよね。私は、現地本部を建てるときに建設会社さんと阪神高速グループ技術部門の仲介役を担当していたんですけど、昨年に引き続き担当することになったので、単に仲介するだけではなく、内容を理解してプラスαの提案ができるように努力しました。

R.Nakata

着実にステップアップしてるね。

K.Yamamoto

上司が話を聞いてくれる環境にあるから、積極的に取り組めるんだと感じてます。

R.Fujiwara

上司ってすごいなって思った出来事があったんですよ。監督班の役割で現場を走行しながら点検していくんですけど、一見何も問題ない箇所の施工間違いを瞬時に見抜いて施工業者さんに補修を依頼されたのを見て、やっぱり設計の知識は大事だと痛感しました。

K.Yamamoto

僕も料金所の施設改修で作業日程の調整でミスしてしまったんですけど、すぐに上司がフォローしてくれたので事なきを得たってことがありました。

R.Nakata

小さいミスはあったみたいだけど、上司や関係者ともうまく連携して無事に工事を終えられて本当に良かったです。

Impressions

Cross talk / Impressions

今後に向けて何か得られたものや新しい気づきはありましたか?

K.Yamamoto

今回の工事区間は、普通車に加えて物流を担う大型車も非常に多い箇所なんですけど、通行止めでとても渋滞しているのを見て、本当に大事な役割を担っているということを改めて感じました。

R.Nakata

阪神高速道路が担っている役割を再認識しましたね。それだけに、リニューアル工事実施後は通行止めでご迷惑をおかけしたお客さまに満足していただけるような、より安全・安心・快適な道路にしなければならないと思いました。

T.Oidemachi

多くの方にご迷惑をおかけした上での工事なので、工事が終わった後は前よりもいい道路にしたいという思いはみんな共通して持っていますよね。自分が携わった道路情報板の更新や速度回復誘導灯の工事が形になっているのでうれしいですし、より渋滞が緩和されれば、お客さま満足につながるのかなと思います。

M.Katayama

私は総務課ですので、直接的にお客さま満足につながるものを作ったりお客さまと直接かかわったりしていないのですが、工事やお客さまと直接やりとりされる皆さんを支えていくことで、結果としてお客さま満足につながっていればいいなと考えていました。

R.Fujiwara

TwitterなどのSNSで広報を行っていましたが、工事終了後に「阪神高速がきれいになっている」という声を見るとよかったと思いましたし、皆さまから注目されている仕事なんだと改めて感じました。

R.Nakata

高速道路はあって当たり前のものだし、我々も当たり前をより良くしていくということに対して気付いてもらいたいという思いはないですが、やはりお客さまに気付いていただいて、それをお声として発していただいているのは非常にうれしいですね。今後に向けて何か得られたものや新しい気づきはありましたか?

R.Fujiwara

普段の業務では図面を見ながら仕事をすることが多いですが、実際に現場に出て工事に携わることで、現場の様子や知識、そして愛着が生まれると感じました。色んな工事に携わって、今よりもっと多くの路線を好きになりたいです。

R.Nakata

私は、今回の工事でまだまだできる事がいっぱいあるんだと正直に思いました。昔から先輩たちから受け継いできた伝統は、これからも昇華させていかなければいけないのですが、全く新しいアイデアも生み出してくれる若手もいっぱい増えてきているし、これからの阪神高速って本当に楽しみだなと思います。これからも会社全体で、若手社員からどんどん新しいアイデアを生み出していく雰囲気を作って、まだ見ぬ未知の道に挑戦して新しい道を開拓していきたいと思います。

T.Oidemachi

さすが年長者。いい締めですね。笑

ENTRY

担当者一同、
皆様のエントリーをお待ちしています

募集要項
ENTRY