港大橋開通50周年を記念して、
新たな港大橋の魅力を発信していただくことを目的に
港大橋と同じ南港エリアにある
大阪府立水都国際中学校・高等学校の生徒の皆さんに、
港大橋をテーマとした作品を創っていただきました。
次世代を担う皆さんの表現を通して、
港大橋の「これまで」と「これから」に
思いを馳せるきっかけとしていただければ幸いです。
美術研究部
大阪府立水都国際中学校・高等学校の美術研究部は、創造力と表現力を育むことを目的とした部活動です。部員たちは絵画、デザイン、工芸などさまざまなアートに挑戦し、自分自身のアイデアや感情を自由に表現しています。初心者から経験者まで幅広い水都生が参加しており、アートに対する情熱を共有しながら技術を高め合っています。
「つなぐもの」
三科 鈴 さん
夜の港大橋を描きました。注目ポイントは題名です。橋の下には大阪港帆船観光船サンタマリア号が通っていますが、港区と住之江区をつなぐ港大橋、人々の思い出をつなぐサンタマリア号。それぞれ「つなぐ」ものがあると思い、このような題名にしました。また、水面に反射する橋や光にも意識して描きました。
「夕焼けと港大橋」
田淵 鳴 さん
港大橋と夕方の風景を描きました。夕焼けを綺麗に見せるためにグラデーションの色を細かく変えました。また、港大橋は逆光にして夕焼けとのコントラストを強くしてみました。
「帰り道」
安居 美結 さん
この作品は、神戸から大阪へ帰る途中で撮影した写真をもとに描きました。走行中の動きを表現するために、一部をぼかし、塗りを粗くする技法を用いています。「帰り道」というタイトルには、港大橋が人々を大阪港の向こうまで繋げてくれる重要な存在であるという思いを込めています。
「盛」
上地 みそら さん
この作品では港大橋とその周辺が栄えている様子を少し抽象的にして仕上げ、それを、「盛」という題名とともに表現しました。
「港大橋と夕焼け」
谷平 三華 さん
夕日を背景とした港大橋を描きました。夕日が橋と重なっている部分や、水面に反射した光を入れている部分などを工夫しました。
「夜の港大橋」
苗 純子 さん
夜にかかる港大橋をイメージして描きました。水面に映る港大橋を赤色の絵の具をにじませるように描いて表現しました。橋を支える柱一本一本を細かく描きました。橋の色は夜にライトアップなどで照らされたような感じにするため明るめにしました。
「赫赫たる港大橋」
梅田 あきら さん
50周年を迎えた港大橋の益々の繁栄を願って、港大橋を支える土台に焦点を当てて絵を描きました。また、港大橋の鮮やかで華やかな赤色が非常に印象的だったので、美しい赤色が闇の中でも明るく輝く様子を表現しています。
「おもいのいろ」
山之口 未音 さん
私が実際に港大橋を見た時、その赤色にとても鮮烈な印象を受けました。目に焼き付けられるような赤色を表現するために、赤色の色選びにこだわりました。
「行き道と帰り道」
角 優里奈 さん
私にとって港大橋は、家族とのお出かけの際に通る「いつもの道」というイメージがあります。父の運転する車の中で、行き道では空と橋の鮮やかな青色と赤色を眺めながら家族とのお出かけに胸を躍らせ、帰り道では橋の上から見えるオレンジ色の街の光を眺めながらその日あった出来事を思い返す。そんな時間が、いつも大切な思い出と一緒に心に残っています。こうした思いから、橋の上でいつも見る行き道と帰り道、それぞれの景色を空を二分する形で表現しました。
マインクラフト研究部
9月中旬頃から制作を開始し、約1ヶ月半部員33名で力を合わせて制作しました。全員での建築を行ったことで部員間の団結力が深まりました。また港大橋の建築を通して橋の構造について知って港大橋への関心がより一層深まったと感じています。
内容 | 大阪府立水都国際中学校・高等学校の「美術研究部」「マインクラフト研究部」の皆さんに、港大橋をテーマに自由に作品作りをしていただきました。 |
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大阪府立水都国際中学校・高等学校とのコラボについて |
大阪府立水都国際中学校・高等学校は、「社会に貢献する共創力をみがく」を教育目標として掲げられ、国際理解教育と外国語教育に重点を置きつつ、心、知性、身体のバランスの取れた全人教育を理念の核とする学校です。 港大橋が架かる南港エリアに位置されていることから、港大橋開通50周年を一層盛り上げ、港大橋をより魅力的に発信するための作品創りにご協力いただきました。 この度、課外活動(GAPS)の一環として活動されている「美術研究部」および「マインクラフト研究部」の皆さまに、お忙しいなかご協力いただき、素晴らしい作品をご提供いただきました。
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特別展示 |
開催期間 開催場所 |
主に港大橋をどうやってマインクラフトに落とし込むかに苦労しました。マインクラフトでは1ブロックの大きさは1m×1m×1mとなっていますが、現実の比率と同じように作るとアバターの身長などの関係からどうしても不格好に見えてしまいます。そのため、現実と同じような迫力を持たせながら、全体のバランスを保てるように工夫しました。