- 港大橋のできごと
- 港大橋をとりまく
できごと
1970年3月15日~9月13日
日本万国博覧会 開催
1970年3月15日~9月13日に「人類の進歩と調和」をテーマとしたアジア初の国際博覧会が行われました。世界各国の新技術や文化が結集し、未来世界に多くの人が希望と憧れを抱き、約6,000万人が来場しました。高度経済成長期の日本を象徴する出来事となりました。
万博開催に伴って関西の道路網の整備が進み、なかでも阪神高速道路の道路延長は4.36倍に急伸長し、交通容量は5.4倍となりました。阪神地区の交通流態は万博を機に見違えるように改善されました。
1970年7月15日
「港大橋」着工
港大橋は、1970年7月15日(大阪港開港記念日※)に起工式が行われ、湾岸線工事の本格的な幕開けとなりました。大阪港で最も船舶航行量の多い航路をまたぐ港大橋は、阪神高速道路の初の長大橋梁であり、阪神高速の長大橋建設の皮切りにもなりました。
※大阪港の開港は1868年7月15日
1974年7月15日
「港大橋」 完成
1974年7月15日、起工式からわずか4年で、最先端の技術と新しい工法・材料の開発などを駆使し、この長大橋を完成させ、供用を開始しました。産官学を巻き込んだビッグプロジェクトであり、多くの方にご支援いただきました。「港大橋」という名前は施工期間中に実施した公募により名づけられたものです。
1981年3月16日
ニュートラム 開業
大阪南港・咲洲に造られた住宅団地南港ポートタウンやフェリーターミナルへの交通手段として、国内2例目となる新交通システムのニュートラム南港ポートタウン線(住之江公園駅~中ふ頭駅間)が開業しました。
1997年12月には、ニュートラムテクノポート線コスモスクエア~中ふ頭間が開業し、大阪都心部へのアクセスが向上しました。
1985年5月1日
インテックス大阪 オープン
総展示面積で西日本最大を誇るインテックス大阪が開場しました。国際会議や展示会など、企業向けから一般向けイベントまで、多種多様な大規模イベントが実施され、ビジネス利用の方、ファミリーの方など、多くの方が南港を訪れ賑わうようになりました。
1990年7月20日
海遊館 オープン
1990年7月20日、大阪港のウォーターフロント再開発プロジェクトの中心的施設として、日本最大級の水族館が開業しました。巨大水槽でジンベイザメが遊泳する様子は多くの人を魅了しています。また、隣接する商業施設の天保山マーケットプレイスと共に大阪ベイエリアの賑わいを創出しています。
1994年4月2日
湾岸線全線開通(現供用区間)
1994年4月2日、前日の雨が噓のように澄み渡った晴天のもと、関西国際空港と神戸を結び大阪ベイエリアの大動脈となる湾岸線2区間31.1kmが開通し、阪神高速道路の総延長は200kmに到達しました。
1994年9月4日
関西国際空港 開港
1994年9月4日、関西・大阪と世界を結ぶ玄関口として、大阪湾内に世界で初めての完全人工島からなる海上空港が開港しました。日本の空港では初めて、旅客・空港貨物両方の24時間運用が開始され、昼夜問わずヒト・モノの移動を湾岸線が担うことになりました。
2001年3月31日
ユニバーサルスタジオジャパン 開園
2001年3月31日、大阪市此花区の西部臨海エリアに米国の映画会社「ユニバーサル・スタジオ」のテーマパークが初めてアメリカ国外進出し誕生しました。今や国内外から年間1,000万人以上の方が来園する国内最大規模のテーマパークとなりました。USJの開業に先駆けて淀川左岸線にユニバーサルシティ出口が新設されました。
2002年5月~2008年7月
港大橋地震対策工事
兵庫県南部地震後、阪神高速道路では長大橋の地震対策にいち早く取り組みました。港大橋では床組(車両走行部分)に「すべり免振支承」を採用するなど、主要な部材に損傷が生じないようにする免振・制震技術を取り入れています。また、大阪港のシンボルである港大橋の外観を損なわないことを大命題として工事が行われました。
2016年4月
Dr.RING(ドクターリング)稼働開始
Dr.RINGは港大橋のメンテナンスを行うための移動台車です。これまで特殊点検車両なしでは点検できなかった箇所への接近を可能にしました。Dr.RINGの本格運用が始まったことで港大橋のメンテナンス作業は大幅に効率化され、長大橋としての安全性は飛躍的に向上しました。
2023年4月13日
2025年日本国際博覧会 起工式
多くの人を魅了した万博から55年。2025年、再び大阪の地で万博が開催されます。大阪・関西万博の会場は大阪ベイエリアの夢洲(ゆめしま)。開幕2年前の4月13日に博覧会会場で工事の無事と成功を祈念し、起工式が行われました。
2024年7月15日
港大橋開通50周年
2024年7月15日、大阪南港に大きな赤いトラス橋が誕生して50年を迎えます。半世紀にわたり、大阪ベイエリアの発展を見届けてきました。皆さまと共に歩んできた50年。レジャーに、お仕事に、多くのヒト・クルマを運んできました。次の50年、100年先も港大橋は皆さまと共に。