vol.15 2017あき号
親子で秋のおいしさ見つけに行こう!
親子連れで楽しめる秋のアクティビティ、味覚狩り。
今回は、味覚狩りマイスターとして、兵庫の新鮮な食材を取りそろえる「ナナ・ファーム須磨」の"野菜ソムリエ"神垣八千代さんにお話を伺い、秋の味覚狩りスポットと、楽しみ方をご紹介します。
マイスターからのアドバイス
- 暑さ、寒さ対策をしよう
- 秋は過ごしやすい季節ですが、味覚狩りのスポットは街中とは違います。
すぐに羽織ったり脱いだりできる上着や、日焼け止めを用意しておくといいでしょう。 - 水分補給をしっかりと
- 味覚狩りに夢中になっていると、知らない間にたくさん汗をかきます。
いつでも水分を補給できるように、水筒を持ち歩くのがおすすめです。 - 動きやすい服装で
- 登山やハイキングと同じように、味覚狩りもアウトドアのアクティビティです。
履き慣れたスニーカーや、汚れてもよい服を用意しておくとベストです。 - 食べる分だけ採るのがマナー
- 食べきれないほどの食材を採ると、農園の方も、後に来る人も困ってしまいます。
食べ頃のものをしっかり選んで、自分が必要な分だけを持ち帰るようにしましょう。
今回のマイスター 神垣 八千代 さん
地元兵庫の新鮮な農産物などをそろえる、産地直送市場「ナナ・ファーム須磨」で、広報企画室担当として情報発信されている神垣さん。「野菜ソムリエ」の資格を持ち、その知識を活かしてレシピや広報物を制作。ナナ・ファーム須磨からの最新情報は、Facebookやホームページで確認できます。
ナナ・ファーム須磨
ホームページ http://www.nanafarm.com/
Facebook https://www.facebook.com/nanafarmsuma/
高台にあるみかん園から紀の川の風景も楽しんで
紀の川が流れる平地から、南北に伸びる丘陵地帯。見晴らしのいい丘に広がる果樹園の美しい眺めが、心を癒やしてくれます。柿や桃、ぶどうやいちごなど、1年中さまざまなフルーツが栽培されており、特に紀の川の美しい水で育ったみかんは、濃厚でコクのある味が人気の「かつらぎブランド」として、全国に広がっています。
10月から12月にかけてみかん狩りを楽しめる果樹園は高台にあるので、紀の川沿いに広がるかつらぎ町の風景や、万葉集に15首も詠われている妹背山(いもせやま)を臨むことができます。みかん狩りと一緒に、秋の自然を満喫しましょう。
大きく流れる紀の川と妹背山が織りなす絶景。みかんの爽やかな香りとともに、心を癒やしてくれます。
★美味しいみかんの選び方
- オレンジ色の濃いもの
- 皮のつぶつぶが細かいもの
- 細い枝についているもの
★みかんのおすすめ保存法
風通しの良いところで、ざるなどの通気性のあるものに入れて置いてください。外側が乾いた状態で保存しておくと、中身のジューシーさを保つことができますよ。暖かいところで保存すると味がぼやけてしまうので、涼しいところがおすすめです。
★みかんは揉むと甘くなるって本当?
みかんの酸味成分であるクエン酸は、揉む、転がすなど衝撃を与えることで抜けていくため、「揉むと甘く感じる」現象がおきます。また保存しているうちにもクエン酸は抜けていきます。採れたての新鮮な甘酸っぱさもみかんの魅力のひとつですが、酸味が苦手なお子さまは、少し保存してから食べてみてください。
〒649-7165 和歌山県伊都郡かつらぎ町背ノ山433 ☎0736-22-4944 ○駐車場/あり(無料)
106 115 396*16
〒649-7135 和歌山県伊都郡かつらぎ町平沼田292 ☎0736-22-1135 ○駐車場/あり(無料)
106 089 621*37
訂正とお詫び
本誌P.10におきまして、「阪口農園」さま、および「百果の里」さまの駐車場情報を「有料」としておりましたが、「無料」の間違いでした。
関係者の皆さま、読者の皆さまには大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。訂正してお詫び申し上げます。
もぎたてのおいしさをカフェでも味わえる
22種類もの果物を育てる「淡路島フルーツ農園」では、さまざまな果物狩りを1年中楽しめます。なかでも「いちじく狩り」は、関西を探してもここでしかできない貴重な体験。淡路島の暖かい気候はいちじくの栽培にぴったりで、特産品のひとつとしても広く知られています。
ここではカフェを併設していて、その場で新鮮な果物をつかったメニューを楽しめます。採れたてのおいしさが詰まったフルーツパイなどのスイーツに、旬の果物をしぼった天然果汁100%のジュース。果物狩りが終わったあと、ほっと一息ついてはいかが。
季節のフルーツをその場で味わうことができる、農園カフェ「果の実」。淡路島に流れるゆっくりとした時間を楽しめます。
★美味しいいちじくの選び方
- ふっくらと丸みがあるもの
- 軸の方まで赤くなっているもの
- 先の方が開いて、中の花が見えるくらいのもの
★いちじくのコンポート レシピ紹介
- ◎用意するもの
- ・いちじく 4個
- ・グラニュー糖
(いちじくの重さの20~30%) - ・赤ワイン 200cc
- ・水 200cc
- ・レモン汁 大さじ1杯
- いちじくを洗って軸を切り落とし、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
- 鍋に赤ワイン、水、グラニュー糖を入れて火にかけます。
- グラニュー糖が溶けたらいちじくを加え、中火であくを取りながら15分ほど煮ます。
- 火を止めて、レモン汁を加えます。
- 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やします。
アスレチックやBBQまで、お子さんも大満足!
信貴山のどか村では味覚狩りのほかにも、フィールドアスレチックや動物とのふれあい体験、日帰りバーベキューなど、一日中遊び尽くせるアクティビティが待っています。また手作りこんにゃく教室など、屋内で楽しめる体験教室も用意されています。
9月の中旬からは、栗ひろいを楽しめます。火ばさみを無料で用意してもらえるので、手ぶらでも大丈夫。美しい森の中をウォーキングするのも気持ちいいですよ。適度な運動のあと、ビタミンやカリウムなどの栄養がたっぷり含まれた栗で、日頃の疲れをリフレッシュ!
無料で遊べる本格的なフィールドアスレチック。ターザンロープなどの11のアトラクションに、お子さんは夢中。
★美味しい栗の選び方
- 自然に下に落ちているもの
- イガが茶色で、口をあけて実がぎっしり詰まっているもの
- 皮のつやがきれいなもの
★知ってる?栗の食べ方
スイーツやお菓子ではよく食べる栗ですが、自分で調理する方法を知らない方も多いのでは。そこで栗をおいしく食べる方法をご紹介します。
- 水に浸す
- 浮いてきた栗は、虫に食べられて中身がスカスカな証拠なので捨ててください。
- 天日干し
- およそ1日、水分を飛ばすことでカビが生えにくくなります。
- 鍋で煮る
- 栗の5cm上までかぶる程度の水で40分ほど煮た後、鍋につけたまま冷ましてください。煮るときに塩を入れると、よりおいしく食べられます。
- 半分に切ってスプーンで食べる
- 広い面を下にして殻ごと切れば、小さめのスプーンですくいやすくなります。固いので包丁の根元部分で切りましょう。