権兵衛

〝ほんまもんの出汁〟でいただく〝炊き鍋〟

芸妓さんや舞妓さん、著名人も通うそば・丼ぶりの名店「権兵衛」。なかでもおすすめしたいのが、知る人ぞ知る〝炊き鍋〟で す。昆布やかつおをはじめ、さばやいわし、うるめなど多数の素材を使い、創業当時から受け継ぐ手法で丁寧にとった出汁は味わい深く、すこし濃い目なのが特徴。「ほんまもんの出汁の味がする」と評判で、炊き鍋目当てで再来店する人も多いとか。一度食べたら忘れられない濃厚で香り高い味わいに、心も体も癒やされてみては？

見た目も、食べごたえも大満足　たっぷり具材を出汁で味わう

熊本から仕入れている大ぶりのエビをはじめ、焼穴子や鶏肉、白菜、うどんなど、たっぷりの具材を出汁で煮込んでいただくのが権兵衛の炊き鍋。まずはエビ、穴子から煮込むと、うまみが出汁に溶け出して、さらに奥深い味わいに。生きたエビなので、鍋ではねるのも見ごたえがあります。炊き鍋：1人前5,250円（ご注文は2名様より要予約）

祇園に佇む京町家風情を感じながら、ほっとひと息

四条通りから小路を入ったところに佇む、昔ながらの京町家の風情が薫るお店。祇園という立地から敷居の高さを感じてしまいますが、心配は無用。店員さんの丁寧なおもてなしと、懐かしい線香のような香り、やさしい木のぬくもりに、あなたもきっと心がゆるむでしょう。座敷も広く、お子さま連れでもゆったりと食事を楽しめます。

料理長に聞いた！京料理の特徴って？

京都では、昔から地元でとれる食材が限られていたため、素材一つひとつを大切に、余すところなく調理をしていただく文化が根付いています。「権兵衛」でも、素材本来の味を引き出すために、保存料や添加物はいっさい用いていません。当店ならではの出汁を、ぜひ味わってみてください。

とうふ処　豆雅傳(とうがでん)

豆乳鍋に、豆腐スイーツ　豆腐好きにはたまらない！

高級な豆腐料理店が多い京都でも、手軽に本格的な豆腐を楽しめるのがここ「豆雅傳」。築80年の京町家の情緒とともに、自家製のお豆腐を味わうことができます。京豆腐というと、京都の水でつくられるものが多いなか、豆雅傳では北アルプスの伏流水を使用。なめらかな舌ざわりと、大豆のふくよかな甘みが楽しめます。メニューも、豆乳鍋や湯豆腐から、生ゆば丼、豆乳プリンや豆腐ドーナツまで、豆腐づくし。ヘルシーなのに、お腹も大満足になること間違いなしです。

九条ねぎや生麩などの京素材をはじめ、春菊や白菜など、野菜がたっぷり入った豆乳鍋。国産大豆100％の豆乳を使い、やさしい甘さが沁みわたります。豆乳鍋セット：1,550円

豆乳の甘みを活かしたチーズケーキが、ブルーベリーソースによく合います。豆乳チーズケーキ：420円

もつ鍋 亀八本店

ぷりぷりの近江牛もつを白味噌ベースのスープで味わう

もつ鍋といえば、博多をイメージされる方も多いのではないでしょうか? 亀八のもつ鍋は、昆布とかつおのうま味が詰まった秘伝の出汁と、厳選された京都の白味噌でつくった上品でまろやかな"京もつ鍋"。近江牛のもつを使用し、うま味がより一層引き立ちます。また、もつのおいしさを最大限に引き出すために、水洗いにもひと手間。４段階にわけて丁寧に水洗いをすることで、くさみをうま味に変え、噛むほどにジューシーな甘みが口いっぱいに広がります。

ひと口目はスープをじっくり味わい、ふた口目からはおろしにんにくを溶いて、お好みの味でどうぞ。本家京もつ鍋「白」：1人前1,280円（ご注文は2名様から）