情報誌「どらいぶらり」

vol.16 2017-2018 ふゆ号

一泊すれば近場はもっとおもしろい
特集2

この冬、あなたを待つ 新しい雪遊び

マイスターからのアドバイス

雪遊びの服装の基本は、重ね着!
寒い雪山といっても、身体を動かしているうちに暑くなったり、汗をかいたりするもの。
かんたんに脱いだり着たりできるよう、重ね着することが大切ですよ。
光の反射にも気をつけて。雪焼け対策もしっかり!
白い雪面は太陽の光を強く反射します。肌が弱い人は日焼け止めを用意しておくといいですよ。まぶしいと感じることも多いので、ゴーグルもあればいいですね。
長靴はNG!スノーブーツで足下を守ろう
かんたんな雪遊びでも、足下には注意。長靴を履く人も多いですが、遊んでいるうちに靴の内側に雪が入ってしまいます。口が締まったスノーブーツがよいでしょう。
ルールは、自分の身を守るもの。安全に楽しもう
スノースポーツはスピードが出るものが多く、急に曲がることは上級者でも難しいです。
ゲレンデを横切るなど、危ない行為は事前に確認して安全に楽しみましょう。

今回のマイスター 田淵 國光 さん

自然とふれあう野外活動を通して、子どもたちが「生きる力」を育む。NPO法人「ハチ高原氷ノ山自然体験村」で理事長を務めている田淵さん。どのプログラムも、決して大人が主導するのではなく、子どもたちが自ら考えて行動できるように組まれています。参加の申し込みは、Webサイトの申し込みフォームをご利用ください。

NPO法人 ハチ高原・氷ノ山自然体験村
ホームページ http://npo-hachi.org/

教えて!マイスター

大人も子どもも笑顔間違いなし!

本格雪遊びをマスターしよう!

今回マイスターに紹介してもらうのは、本格的だけどだれでも簡単にできる雪遊び。 スノースポーツだけじゃない、楽しい雪遊びの世界を教えてもらいます! この冬、家族や大切な人といっしょに、思いっきりふれあいましょう。

冬の夜に、ちいさな明かりを

スノーキャンドル

雪からもれだす、ぼんやりとしたちいさな明かりが点々と灯る…。幻想的な風景を演出する「スノーキャンドル」は、手軽にできる雪遊びとして人気です。ハートや星など、型でつくった雪玉を貼りつけたり、いくつも並べてお城のかたちにしてみたりなど、自由にアレンジできるのも魅力のひとつ。たくさん並べたスノーキャンドルの光のなかで、あたたかい飲み物でホッと一息つくのもいいかもしれませんね。

雪のかたまりを円形に並べよう!

小さな雪のかたまりをいくつもつくり、円形に並べる。ろうそくを入れる口の部分を空けることを忘れずに!

かたまりを寄せてドーム状に!

雪のかたまり同士のすき間を埋めたあとに頂上を寄せ、ドーム状に屋根部分をかたちづくっていきましょう。

キャンドルを入れたら完成!

ろうそくに火を付け、そっと穴から入れる。風が強くて火が消えやすいときは、LEDライトで代用してもOK!

同じかたちのものを並べるのもきれいですが、ちがった形や大きさの個性あふれるものが並ぶのも楽しくていいですよ。好きなように雪を固めて、自分たちだけの景色を楽しみましょう。

ひみつの隠れ家を、てづくりで

本格かまくらづくり

雪遊びの憧れといえば、かまくら。でも人が入れる大きさをつくろうとするとたくさんの雪が必要で、実際につくってみた方は少ないのでは? 丈夫につくったかまくらは、中で火を使っても1~2時間では溶けません。七輪でお餅を焼いたり、コンロで鍋をしたり。みんなで協力してつくる時間も、中に入って過ごす時間も楽しいですよ。寒い冬に、あたたかい思い出を残してみませんか?

雪山を作ろう!

人が入れるだけの高さの雪を盛る。斜面など、あらかじめ雪がたくさん積もっているところを基点にすると楽ですよ。

雪山を踏み固めよう!

外からしっかりと踏み固める。ここで気を緩めると、掘り進んでいる間に崩れてしまうので念入りに!

大胆に掘り進めよう!

入り口を決めて、壁の厚さが均等になるように掘り進める。しっかり固めておけば、大胆に掘っても崩れません。

雪を積み上げていくときに、たまに水をかけると、氷になってさらに丈夫な雪山がつくれますよ。ある程度雪が集まったら、ただただ積み上げるのではなく、完成をイメージして半球状をめざしていきましょう。
ハチ北スキー場

お子さま連れも、初心者も楽しめる多彩なゲレンデ

小さなお子さま連れのファミリーに人気なのが、ハチ北名物「キッズパーク」。ここでは、タイヤ型のチューブに乗って雪面を滑る「スノーチュービング」を楽しめます。跳ねるように滑っていく感覚は、スキーやスノーボードでは味わえません。3歳からひとり乗りできるので、お子さまが滑っていく姿を横から写真におさめてみては?

もちろん、スキーやスノーボード用のコースも充実。様々な難易度の多彩な14のコースが用意されています。ゆるやかな傾斜の初心者向けコースは、リフトもゆっくり動くので安心して練習ができます。上達してきたら、タイムチャレンジコースに挑戦。初心者でも滑ることができる難易度なので、家族みんなで競ってみるのも楽しそうですね。

本格派も大満足!関西最長のロングコース

思いきりスキーを楽しみたい本格派からも人気を集める、頂上から麓までの超ロングコースはなんと関西最長の4km。一面銀世界を一気に滑り降りる爽快感はたまりません。スピードを落として良好な雪質や、樹氷が美しい景色をたっぷり味わうのもおすすめです。

チューブに乗ってぐるぐる回る「スノーゴーラウンド」も人気アトラクションのひとつ。

スノーチュービングの魅力って?

滑っている間に後ろ向きになったり、くるくる回ったりと、今までにない雪の楽しみ方ができるスノースポーツです。反動をつけて思いっきり飛び乗ったり、チューブの片側だけに重心をかけたりなど、いろんな滑り方を試しているうちに、大人から子どもまで思わず笑顔になってしまうこと間違いなしです。

回りながら滑るスノーチュービング。思ってもみない方向に進むスリルを味わってみて。3往復500円。

ハチ北スキー場

〒667-1344 兵庫県美方郡香美町村岡区大笹580-1 ☎0796-96-0202 ○営業時間8:00~16:50(リフトの運行時間に伴う) ○駐車場/あり(有料)

532 547 156*47

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マキノ高原

どこでも雪遊びできる!子どものためのスキー場

「子ども王国」と呼ばれるマキノ高原には、なんとリフトがひとつもなく、その代わりにスキーを履いたままでも乗れるコンベアー式の「サンキッド」が用意されています。ひとりでリフトに乗ることが難しい小さなお子さまも安心ですね。また、ゲレンデ内には雪遊びやそり遊びを楽しむエリアが広がっており、自然のなかで雪とふれあえることも大きな魅力です。

そんなマキノ高原は、西日本では数少ない「スノーストライダー」を楽しめるゲレンデ。小さな自転車のようなストライダーに乗ることができれば、専用のスキーブーツも必要なく、気軽に楽しめる新しいスノースポーツです。小さなお子さまも、斜面を滑り降りる楽しさを味わうことができます。

たっぷり遊んだあとは温泉であたたまろう

雪とのふれあいを楽しんだあとは「マキノ高原温泉 さらさ」へ。冷えた体と疲れをほぐすように、あたたかい温泉が全身を包み込んでくれます。さらにリラクゼーションルームや休憩コーナーも充実しており、館内のレストランでは食事を楽しむこともできます。

雪の上をすいすい歩くことができるスノーシューなど、様々なスノースポーツが楽しめる。

スノーストライダーの魅力って?

「スノーストライダー」は、小さなお子さまでも気軽に楽しむことができるスノースポーツのひとつ。その手軽さは、2歳からはじめられるほど簡単です。滑り方や転び方など、スキーのような複雑な技術は一切必要ありません。お子さまのゲレンデデビューにぴったりですよ。

ストライダーに「スキーアタッチメント for SNOW STRIDER」を取り付けることで雪の上を滑ることができます。(ストライダーとスキーアタッチメントは別売りです。)

マキノ高原 マキノスキー場

〒520-1836 滋賀県高島市マキノ町牧野931 ☎0740-27-0936 ○営業時間/7:00~17:00 ○駐車場/あり(有料)

192 274 186*30

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