情報誌「どらいぶらり」

vol.17 2018 はる号

特集1

三都わくわく出会い旅

歴史・文化も味わう 神戸のパンめぐり

1868年の開港をきっかけに、貿易の街として栄えてきた神戸。外国人によって多様な文化が持ち込まれ、地元の人たちの間でパンが親しまれたことから、神戸は全国でもいち早くパン食文化が根付いた街といわれています。

フロインドリーブ生田店

ドイツの伝統パンを手がける日本のパン文化の生みの親

まだ日本でパンが親しまれていなかった大正時代から、神戸大空襲や、阪神・淡路大震災を乗り越えて、ドイツパンを中心に多彩なパンをつくり続けているフロインドリーブ。創業者の「ハインリッヒ・フロインドリーブ」さんは、日本のパンメーカーでパンづくりの技師長を務め、日本にパン文化を花開かせた第一人者でもあるんです。今も、本場ドイツの職人さんがお店に視察に来るほど、伝統的なドイツパンの製法でつくり続けています。日本のパンづくりのルーツにもなっている本格的なドイツパンを一度味わってみては?

フロインドリーブのクロワッサンは、半月ではなくリボンのような形。サクサクで、バターの芳醇な香りが楽しめます。クロワッサン:216円

お店の隣にパン工場があり、開店時間にあわせて焼き上げています。

職人さんが丁寧に焼き上げる創業から変わらない製法

創業当時から変わらない製法で、職人さんが丁寧に焼き上げるパン。耐火レンガを内部に敷き詰めた特注の窯を使って焼いています。「トースト(ハードタイプ)」は、焼くとざくざくとした硬めの食感。ドイツならではの〝黒パン〟として親しまれる「ブラウンブレッド(クルミ・レーズン入り)」は、うすめに切ってバターをのせて食べるのがスタッフさんお気に入りの食べ方。

見た目にも美しいパン。トースト:Lサイズ972円/ブラウンブレッド:Lサイズ1,080円

教会をリノベーションしたカフェで特製サンドウィッチを満喫

教会を改築した店舗の2階では、カフェもオープン。お店のパンを使ったサンドウィッチが食べられます。看板メニューの「オリジナルローストビーフサンドウィッチ」は、お店に来たならぜひ食べてほしい、見た目も食べごたえも大満足の一品。ほかにも、モーニングセットや日替わりランチセットなど、メニューが充実しています。

天井が高く、明るい自然光が差し込みます。

ほんのり酸味のあるライ麦パンに、自家製のローストビーフをぎっしり挟んだ「オリジナルローストビーフサンドウィッチ」:2,052円

サンドイッチの店3 乙仲店

ニューヨーク発の味をほおばる!多彩なサンドイッチ専門店

おしゃれなセレクトショップや、雑貨店が建ち並ぶ栄町エリアにあるサンドイッチ専門店。20種類もの豊富な品ぞろえで、ニューヨークに住んでいたというオーナーさんが現地の味を再現したニューヨークスタイルのサンドイッチを楽しめます。「3」というめずらしい店名の由来は、ある小説に登場する人気のサンドイッチ店の名前からきているそう。白と青のコントラストが映えるおしゃれなお店で、街歩きの合間に、ほっとひと息つくのにもぴったりです。

お店で人気の味がセットになった「ボックス」。ニューヨークスタイルの包み紙をめくって、ひと口。サクふわ食感の自家製パンに、お肉や野菜がぎっしり詰まって食べごたえバツグン! ベーシック/ミートボックス:それぞれ700円

DATA

Aフロインドリーブ 生田店

〒651-0092 神戸市中央区生田町4-6-15 ☎078-231-6051 ○営業時間/SHOP 10:00~19:00、CAFE 10:00~19:00(L.O18:30) ○定休日/水曜(水曜祝日の場合は翌日木曜休) ○駐車場/あり

12 398 652*78

Google MAP

Bサンドイッチの店3 乙仲店

〒650-0024 神戸市中央区海岸通2-4-15 ☎078-219-9260 ○営業時間/11:00~18:00 ○定休日/年中無休 ○駐車場/近隣に有料駐車場あり

12 337 896*22

Google MAP

マップコードでカンタンに目的地を設定!「マップコード」とは日本全国の場所を特定した番号のことで、カーナビの「目的地設定」で利用できます。(マップコード対応機種)

MAP

※価格は税込金額です。