vol.17 2018 はる号
早起きして食べてみたい! 地元が誇る朝ごはん
旅行のお楽しみといえば食事。 ランチやディナーはもちろん、せっかく訪れたのなら、早起きをしてホテルの朝ごはんも楽しんでみては?
今回は、フードコンサルタントのあさおたかこさんに朝ごはんの魅力を伺い各地でいただく絶品朝ごはんをご紹介します。
マイスターからのアドバイス
- 朝ごはんは、心にも体にも良し!
- 朝食は体内時計をリセットするのに効果があります。早起きして美味しい食事をとるのは、心にも身体にもプラスの効果をもたらします。
- たんぱく質を摂ろう
- 体のリズムを整えるには、体温をしっかり上げて各組織を動かすことが大切です。そのためにも、たまごやハムや乳製品などに含まれるたんぱく質を積極的に摂り入れましょう。
- 不足しがちな食材を食べよう
- 朝食では、日中の他の食事で不足しがちな食材を優先してとりましょう。野菜不足の方は朝にしっかりと野菜料理を、肉食中心になってしまうのなら豆製品や魚を、というように、朝食で過不足を補うことで健康な食生活につながりますよ。
今回のマイスター あさお たかこ さん
管理栄養士歴23年のフードコンサルタント。食べ物のカロリーや栄養バランスに関するアドバイス、美容や健康のアドバイザーや女性誌やコラムの執筆を行うなど、多方面で活躍中。
あさおたかこのあさごはん
Amebaブログ https://ameblo.jp/takako-asao/
1200年にわたって受け継がれる奈良の味
重塔にほど近いところに立地する、奈良ホテル。当日は携帯のアラームをオフにして、毎朝6時に鳴るお寺の鐘の音で目覚めてみてはいかがでしょうか。
そして、ぜひ食べてほしいのが「茶がゆ」。1200年も前から奈良の家庭で親しまれている、奈良を代表する料理です。奈良ホテルでは、50年変わらぬレシピで茶がゆをつくっています。
ほうじ茶でつくるのが一般的ですが、奈良ホテルのものは香り高い緑茶でさらっと炊き上げる珍しい緑茶の茶がゆ。緑茶の渋みが出ないようにすばやく調理し、最後の仕上げに玉露を用いることで、お茶の香りをさらに際立たせます。ごはんには、奈良県産「ひのひかり」を使用。
ゆったりと流れる時間とともに、奈良のやさしい味に癒やされてみては?
茶がゆ定食:2,851円(税金・サービス料込み)/朝食会場:メインダイニングルーム「三笠」(本館1階)/朝食時間7:00~9:30 ※ご宿泊者様以外でもご利用可
五重塔を眺めながら食事を楽しめる席もあります。
伝統と歴史を味わう100年のおもてなし
今年で109年目を迎えるホテルの設計は、東京駅や日本銀行本店で知られる辰野金吾氏によるもの。
創業当時からフランス料理を提供してきたメインダイニングルーム「三笠」は、数々の名画や調度品が設えられており、華やかさが薫る空間のなかで食事を楽しむことができます。
明治42年に「関西の迎賓館」として、奈良公園内に誕生したクラシックホテル。重厚感ある佇まいで、随所に伝統と歴史の深さを感じることができます。ノスタルジックで贅沢な寛ぎのひとときをどうぞ。
メインダイニングルーム「三笠」は、創業当時よりフレンチを提供する老舗レストランとして営業しています。
地産地消にこだわりほっとする味わい
琵琶湖に面し、目の前に広がるレイクビューを満喫できる琵琶湖ホテル。
ここでは「地産地消」をテーマに、滋賀の里山の恵みをふんだんに使ったお料理が楽しめます。その名も、「朝Kohanバイキング」。
おすすめは、目の前でシェフがつくってくれるできたてのオムライス。ファンも多いという地元の棚田米をふわふわの卵でくるみ、比叡ゆばのあんかけソース、ラタトゥイユなどお好みのソースで召し上がれ。
ほかにも、滋賀県産大豆を使用した「木綿豆腐の煮やっこ」、「近江八幡の赤こんにゃく」、「高島で収穫された無花果のコンフィチュール」や「近江八幡市の朝恋トマトドレッシング」など、滋賀の里山のおいしさを存分に味わってください。
バイキング:大人2,600円、小人(5歳~小学生まで)1,300円(※4歳以下無料)/朝食会場:レストラン・ザ・ガーデン/朝食時間7:00~10:00 ※ご宿泊者様以外でもご利用可
色とりどりの野菜をモリモリ食べよう!
客室すべてがレイクビュー!水と緑のリゾートライフ
琵琶湖や比叡、比良の山々が目の前に広がり、部屋からは豊かな湖を眺めることができます。滋賀が育んできた雄大な自然に抱かれるひとときは、きっと何よりの癒やしになるはず。
アクティブ派の方は、琵琶湖ホテルを拠点に、大津エリアの観光を楽しむのもおすすめです。
「Resort&Relax」がコンセプトの、リゾートホテル。建物は周囲の雄大な山と湖に囲まれた抜群のロケーションに溶け込むとともに、記憶に残る洗練されたデザインが特徴。
お部屋は全室レイクビュー。バルコニーからは琵琶湖を一望でき、気持ちのいい朝を迎えることができます。
目で、舌で、楽しむ!和歌山を丸ごと味わおう
潮市場や紀州黒潮温泉、ポルトヨーロッパなど、お子さまから大人までみんなで遊べる「和歌山マリーナシティ」内にある、和歌山マリーナシティホテル。ここでは「感動の朝ごはん」と題して、和歌山の海と山の幸を丸ごと味わう多彩なメニューを取り揃えています。
なかでも「生マグロ解体ショー」は必見! なんと毎朝開催されており、黒潮市場で活躍する熟練のマグロ職人による、鮮やかな包丁さばきを見ることができるめったにないチャンスです。
誰もが知る名物から隠れた逸品まで、和歌山が誇る海・山の幸を味わいつくしましょう。
バイキング:大人(中学生以上)2,400円、小人(小学生)1,200円、幼児(4歳以上)800円(※4歳未満のお子さまは無料です。※税金・サービス料込の価格です。)/朝食会場:イタリアンレストラン「カーロ・エ・カーラ」(繁忙期は宴会場)/朝食時間7:00~10:00 ※ご宿泊者様以外でもご利用可
一番人気の「梅干しコーナー」。約15種類もの梅干しを取り揃えており、どれを食べようか迷うほど。
ホテルの自家農園で採れる野菜のほか、季節野菜の自然な旨みを味わえる「旬野菜のせいろ蒸し」。
和歌山マリーナシティホテルで味わえる、和歌山市雑賀崎の知る人ぞ知る逸品「灰干し秋刀魚」。ジューシーで柔らかい身は、干物とは思えない味わいです。
「みかんジュースってこんなにおいしいの!?」と驚く人も多いとか。有田みかんのストレートジュース。
食を、一番の楽しみに美食と絶景に癒される旅
イタリアの調度品で統一された部屋からは、日常を忘れるほど美しいオーシャンビューが広がります。
絶景はもちろん、一番の魅力はお食事。全国でも珍しく総料理長が支配人を務め、シェフが腕によりをかけて仕上げています。和歌山の四季を感じる食事を味わってみてください。
目の前はヨットハーバー!遠く淡路島や四国が望めることも