特集2 一泊すればもっと面白い豊かな自然に溶け込んだアートな田舎町へ｜vol.23　2019　あき号

vol.23　2019　あき号

特集2

一泊すればもっと面白い

「朝来市」といえば竹田城跡や雲海が有名ですが、魅力はそれだけじゃない！
山奥に佇むおしゃれカフェや自然と融合したアートなど、朝来の楽しみ方をご紹介。

山奥カフェでヘルシーランチ

「ほんとにこんな所にカフェがあるの?」と思いながらも田舎道を走っていくと、ブルーのアクセントがおしゃれな「オークヤード」に到着！木の椅子に腰かけて、ランチタイムをはじめましょう。ごはんは、お店のすぐそばでとれた野菜をふんだんに使った身体にやさしいメニュー。食べてみたら分かる、野菜の本当のおいしさを味わってください。

天ぷらや小鉢など、野菜でお腹がいっぱいになるってしあわせ!「おこわランチ（1,300円）」

9年前に倉庫をリノベーションし、おしゃれなお店に変身!
木のぬくもりにほっとする、手づくり＆アンティークのインテリア。

一度に二度楽しめる！朝来のアート＆自然

次にめざすは、「あさご芸術の森美術館」。朝来出身の彫刻家・淀井敏夫の作品や、自然と融合した野外彫刻を楽しめます。淀井が手がけた彫刻は、堂々とした佇まいの中にも繊細さを感じて、見る人の心を惹きつける作品ばかり。また自然とアートがコラボした景色は、非日常感たっぷりで新鮮!
おいしい空気を吸い込んで、カメラを片手に“芸術の森”を満喫しましょう。

ずっと眺めていても飽きない淀井の作品。館内には、キリンの作品がいっぱい。

企画展やイベントも随時開催されています。（観覧料／大人500円、高校生・大学生300円、小・中学生200円）

屋外には個性ゆたかな作品たちが点在していて、さんぽしながらアートめぐりを楽しめます。

1,200年もの歴史を誇る選鉱場の廃墟

歴史を肌で感じる廃墟へ。かつて“東洋一の選鉱場”と呼ばれ、日本の経済を支えた「神子畑選鉱場跡」を見学してみましょう。神子畑の歴史は古く、平安時代に鉱山として発見されてから大正時代に選鉱場へ生まれ変わり、昭和62年に閉鎖されるまで1,200年もの長さを誇ります。山奥に佇む巨大な建造物は、朝来の田舎風景とはまた異なる味わいがありますよ。

明延鉱山から神子畑選鉱場までを行き交っていた「明神電車」も展示されています。

かつては24時間稼働しており、夜中でも選鉱場の光が明るく不夜城のようだったんだとか。

朝来の自然と味覚に、ほっと癒やされる

本日のお宿は、山あいに佇む「やまびこ山荘」。美人の湯として知られる「黒川温泉」で疲れをほぐしたら、大将自慢の手料理をいただきましょう。「地で採れたものを味わってほしい」という想いから、そのとき採れた食材に合わせたお料理を手がけられています。朝来の恵みを満喫した後は、虫の音に耳を傾けながら、おだやかな夜のひとときを味わってください。