阪神高速の人と仕事
- 土木系
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伊佐 政晃
管理本部 大阪保全部 保全事業課
2016年入社
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入社後からこれまでの簡単な経歴と、
現在の仕事の詳細な内容について教えてください。 -
2016年入社
1~2年目:堺建設部設計課
当時建設中だった大和川線のトンネル付属物の設計を担当3~4年目:技術部技術推進室
コンクリートの構造に関する技術開発と、大規模解析を用いた橋梁や設備の維持管理に関する最適化技術の開発、設計基準の改定作業を担当5年目~:大阪保全部保全事業課
高速道路の維持補修のため、工事の詳細設計、監督、工程及び施行の管理等の実施にかかる業務を担当
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現在の仕事のやりがいについて教えてください。
- 現在、補修・補強工事で担当している床版や、ケーブルであらかじめ応力を持たせたPC(プレストレストコンクリート)桁といった部材は、道路の構造部分であり、安全性を担保する非常に重要な部分です。走行時に直接目にすることはない部材ですが、安全・安心に関わる最重要箇所の設計・施工を担当している責任を常に感じています。
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これまで携わってきた仕事のなかで、
特に印象に残っているできごとを教えてください。 -
2020年11月に10日間の通行止めを行った環状線(南行)のリニューアル工事です。
傷んだ舗装の更新や高架橋のジョイント部分に付いている伸縮装置の取り換え工事を担当しました。
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その中で仕事で苦労されたできごと、限界を感じたことを教えてください。
- 1年近くを掛けた準備期間には、まず現地の事前調査を行い、どこにどのような損傷があるかを把握し、最適な工法を検討し、できることはすべてやって本番に臨みましたが、事前に把握していなかった床版の損傷が見つかることもありました。
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上記2点などを通じて成長した点を
教えてください。 - 大きな損傷の場合は、現地本部に報告して補修方法を検討しますが、構造に影響のない損傷についてはその場の判断が求められます。通行止め期間が決まっている中で、的確に最良の対処方法を選択して指示を出すことを経験することができました。
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これだけは譲れないという信念、仕事に対するこだわりは、どんな点でしょうか。
- 専門性の高い分野でもあり、受注業者さんと対等以上にやりとりができるよう、普段から理解不足を感じれば道路橋示方書や各種の技術図書を調べ直し、その都度知識を付けるよう心掛けています。
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将来の夢や目標、将来携わってみたい仕事などがありましたら教えてください。
- 阪神高速道路への志望動機でもあった湾岸西伸の建設に携わり、経験を積みたいと思っています。社内だけでなく社外からも一目を置かれている諸先輩方もたくさんいる。自分もそれくらい技術力をもった人材になりたいです。
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学生時代に打ち込んだこと、思い出深いできごとなどがありましたら教えてください。
- 大きな橋を作ることに憧れ、大学は工学部に進学を決めました。橋や鉄道、上下水道などインフラ施設の建設と保全について専門的に学べる市民工学を専攻しました。大学院では、地震発生時に地表の揺れが橋梁にどのような影響を及ぼすかを研究テーマに選びました。
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入社されてから今までお仕事をされる中で印象に残っている出来事や言葉があれば教えてください。
- 2020年11月に10日間の通行止めを行った環状線(南行)のリニューアル工事です。1日に25万台もの車両が通行する環状線を、一部区間とはいえ全面通行止めにする大規模な工事は約20年ぶりでしたが、予定通りの工期で終わった時は、達成感と同時に本当にホッとしました。
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就職活動時に阪神高速を志望した理由、入社の決め手などを教えてください。
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子どもの頃から身近にあった大きな橋に憧れを抱き、仕事として関われたらという夢を持っていました。
就職活動ではインフラ企業に狙いを定めましたが、新規に橋梁を作るところから維持管理までを一貫して経験できるところが最大の魅力と感じ、阪神高速を志望しました。
私(伊佐 政晃)のある日の一日
- 9:00
- 出社、スケジュールとメールの確認
- 10:00
- 工事受注者と工事工程・課題の確認
- 12:00
- 昼ご飯
- 13:00
- 材料検査の立会、工事現場の安全確認
- 15:00
- 工事受注者と設計打合せ
- 16:30
- 工法変更の資料作成
- 18:00
- 翌日以降のスケジュールを確認、退社