阪神高速の人と仕事
- 事務系
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二木 満理奈
大阪管理局 総務・管理部 道路管理課
2015年入社
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入社後からこれまでの簡単な経歴と、
現在の仕事の詳細な内容について教えてください。 -
2015年入社
1年目:大阪管理局経理課
物品契約を担当し、備品からパトロールカー等の車両までの購入手続きに従事2~3年目:経理部契約課
コンサルタント契約を担当。グループ会社やその他の会社に発注している建設コンサルタント業務等の手続きを担当4年目以降
大阪管理局道路管理課で高架下・PA管理の業務を担当しています。良好な高架下・PA空間を保つため、巡視や清掃などを実施するとともに、各関係機関や沿線住民の方々との連絡調整も行っています。
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現在の仕事のやりがいについて教えてください。
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自分の裁量で判断する機会が増えました。
入社して3年間契約の仕事に携わっていましたが、契約の仕事は何らかの根拠に基づいて判断することが基本だったので、規程やマニュアルなど、膨大な情報の中から自分が必要とする情報を正しく見つけ出すことが求められました。
一方、現在の部署では日々突発的に起きる事案に対して、答えを導いてくれるような規程やマニュアルは基本的にはなく、過去の類似案件や道路管理区分を示す管理図とも照らし合わせた上でですが、最終的には経験や状況から判断を求められることが多くあります。
自分の判断が直接反映されるため責任も大きいですが、その分のやりがいある仕事です。
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これまで携わってきた仕事のなかで、
特に印象に残っているできごとを教えてください。 - 現部署への異動後2か月で経験した、9月の台風21号の被害対応です。
阪神高速のPAや高架下も、甚大な被害がありました。
各関係機関や沿道の方から、膨大な数の対応依頼がある中で、情報を整理し、優先順位を判断して対応することが求められました。
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その中で仕事で苦労されたできごと、限界を感じたことを教えてください。
- 異動直後は阪神高速の道路網を頭に描くことからのスタートでした。
当初は、各路線の知識が乏しく、話についていくのが精一杯でしたが、日々現場に出たり図面を見たりしているうちに、徐々にではありますが点と点が線で繋がるようになってきました。
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上記2点などを通じて成長した点を
教えてください。 - 特に今の部署では突発的な事象に対して臨機応変な対応が求められるので、場数を踏んで経験することが一番の成長の近道だと思っています。
まだまだ発展途上ですが、積極的に経験を積んでいきたいです。
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これだけは譲れないという信念、仕事に対するこだわりは、どんな点でしょうか。
- 分からないことをうやむやにしないことです。
周囲には知識と経験の豊富な先輩や上司がたくさんいるので、相談したらあっさり解決することも多いですが、分からないことは分からないと堂々と言えるのは若いうちの特権だと思っているので、理解できるまでとことん調べたり、積極的に教えを乞うようにしています。
根気強く説明してくれる先輩や上司には感謝しています。
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将来の夢や目標、将来携わってみたい仕事などがありましたら教えてください。
- 阪神高速の仕事は多岐にわたります。
私も経理というスタッフ部門の仕事から一転、今は毎日のように作業着で現場に出るような仕事をしています。
若いうちにいろんな部署で経験を積んで、阪神高速のゼネラリストになれるよう頑張ります。
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学生時代に打ち込んだこと、思い出深いできごとなどがありましたら教えてください。
- 受験に失敗した経験は大きかったと思います。
模試では志願者の中で一桁の順位を取ったこともあった高校に落ちたことは、人生で一番大きな挫折でした。
結果、家から一番近い私立高校かつ黒ソックスという理由だけで受験した高校に行くことになりましたが、高校では遊び程度にやろうと思っていた部活動もゴキブリと呼ばれるほど真っ黒になるまで頑張りましたし、生涯付き合える気の置けない友人にも出会えました。大学の選択も、担任の影響が大きかったです。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉がありますが、自分の想定外の環境下に置かれたとしても、自分次第でその状況をいい方向に変えられると肌で感じたのはこの失敗が大きいです。
そう考えるとだいぶ前向きな気持ちになれます。入社してからも大事にしている考え方です。
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入社されてから今までお仕事をされる中で印象に残っている出来事や言葉があれば教えてください。
- 「どんな仕事にも相手がいる」
入社当初は右も左もわからず、余裕もなく、自分主体の仕事のやり方で周囲を振り回してしまっていた時に何気なく耳にした言葉がとても印象に残っています。
自分ではそれほど重要ではないと思っている仕事でも、相手にとってはとても大きなことかもしれませんし、私の対応の仕方で例えば相手の負担を一つでも軽くできるかもしれません。
忙しいときや余裕がないときこそどんな仕事にも相手がいるということを忘れないでいたいと思っています。
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就職活動時に阪神高速を志望した理由、入社の決め手などを教えてください。
- 高速道路会社に興味を持ったきっかけは、私が幼稚園の頃、祖父母の家が高速道路の建設用地にかかり土地を退いたことでしたが、就職活動では生まれ育った関西で、長く続けられる仕事に就きたいという思いから関西に拠点のある企業を志望していました。
そんなひょんなことから何となく阪神高速の会社セミナーに参加したことがきっかけでしたが、就職活動を通して、出会う社員の方の雰囲気が自分の肌に合うように感じたこと、阪神高速で働く自分がイメージできたことが入社の決め手です。
私(二木 満理奈)のある日の一日
- 9:15
- 出社。メールチェック、スケジュール確認
- 9:30
- 夕方に上司に確認してもらう資料を完成させ、チェック
- 11:00
- 大阪市と先方で打ち合わせ。(管理している駐車場のブロック塀の越境について協議)
- 12:30
- 昼食
- 13:30
- 沿線住民から連絡のあった案件について現地確認に出かける(高架下の管理地に許可なくネコの小屋が設置されており、住民の意向を聞き取り、上司と対応を相談)
- 17:00
- CS向上懇談会で使用する資料について上司に提出。確認をしてもらう。
- 17:40
- 退社