2021年10月1日
阪神高速道路株式会社
国土交通省から、本年8月に全国の道路構造物の損傷マップが公表されました。阪神高速道路の損傷状況についても確認いただけます。詳しくは下記をご参照下さい。
(参考)国土交通省「全国道路構造物情報マップ ~損傷マップ~」
https://road-structures-map.mlit.go.jp/Index.aspx?ReturnUrl=%2f
阪神高速道路㈱では、従来から安全・安心な道路サービスをご提供すべく、必要となる補修工事を行いながら構造物の維持管理に取り組んでいます。その取り組みをご紹介します。
【阪神高速道路における維持管理の取り組み】
・構造物の維持管理については、計画⇒点検・診断⇒補修⇒記録⇒計画...というメンテナンスサイクルを回すことにより、構造物の健全性を確保しています。
・構造物点検は、道路法省令に準拠し5年に1回の接近点検(目視・たたき点検等)を実施しています。点検の結果、構造物の損傷状態(進行性、冗長性)を診断し、補修優先度を設定します。
・損傷マップの「Ⅳ緊急措置」に該当する損傷については、弊社では速やかに補修を行い、安全を確保していますので、損傷マップには記載はありません。
・損傷マップの「Ⅲ早期措置」に分類されるものについては、緊急に措置すべきような状態にない損傷(サビやコンクリートのひび割れなど)で、これらは、国土交通省の対応に準拠し次回点検まで(5年以内)に計画的に補修しています。
※点検・補修計画については、弊社HP内の「個別施設計画」(https://www.hanshin-exp.co.jp/company/files/202103_kobetsushisetsukeikaku.pdf)をご参照下さい。
・阪神高速道路は、9割以上が橋梁等の構造物のため、経年劣化から損傷も多く発生しています。それを点検・補修により安全性を確保していますが、中には繰り返し補修しても健全性の改善が期待できないものも出てきています。それらに対しては、構造物の全体的な修繕等を行う「阪神高速道路リニューアルプロジェクト」にも取り組んでいます。
※リニューアルプロジェクトの取り組みについては弊社HP内のこちら(https://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/renewal/)をご参照ください。
これらの取り組みを通じて、阪神高速道路の安全・安心を確保してまいります。
なお、阪神高速道路は、便宜上市区境を基本として橋梁を区分し名称が設定されています。損傷マップでは、区分した橋梁の区間内に損傷がある場合、損傷発生箇所でなく、その橋梁区間の開始点に損傷表示されています。