コーポレート・ガバナンス

基本的な考え方

阪神高速グループでは、グループを取り巻くすべてのステークホルダーから信頼される企業グループであり続けるため、コーポレート・ガバナンスの充実を最重要課題の一つとして位置付けています。具体的には、経営の意思決定、業務執行および監督、さらにはグループの統制、情報開示などについて適正な体制を整備し、経営の健全性、効率性、および透明性の確保に努めています。

コーポレート・ガバナンス体制

取締役会は、経営に関する重要事項の決定および業務執行の監督を行い、代表取締役社長の指揮・監督のもと、取締役会において選任された執行役員(取締役による兼務を含む)が業務を執行しています。
また、重要な経営課題への迅速かつ適切な対応を図るため、重要案件会議および経営責任者会議を開催しています。
さらに、コーポレート・ガバナンスの充実と業務の適正な遂行を実現するため、コンプライアンス委員会やリスクマネジメント委員会を設置しています。

リスクマネジメントの推進

阪神高速道路株式会社では、事業執行上のさまざまなリスクを把握・認識し、各担当部門において頻度や重要度に応じた対策を講じることで、経営への影響を最小限に抑制する仕組みを構築しています。また、社長を筆頭とした「リスクマネジメント委員会」において、経営上の重要なリスクの特定およびその対策などについて調査および審議することにより、阪神高速グループを取り巻くリスクを組織横断的に統括するリスクマネジメントを徹底しています。

情報セキュリティの強化

阪神高速道路株式会社では、安全かつ安定的で、お客さまおよび関係者から常に信頼していただける組織を目指し、業務上保有する情報資産の適正な取り扱いと情報セキュリティのより一層の強化に取り組んでいます。具体的には、情報資産の重要度に応じた安全対策の実施、標的型攻撃メール訓練などの社員教育の継続的な実施およびサイバー攻撃や情報漏洩への技術的な対策など、さまざまなリスクに対応すべく、物理的、人的および技術的なセキュリティ対策を重層的に講じています。
また、働き方改革およびデジタル化の進展に対応すべく、社内規則などの運用ルールの整備・改善や最新のICTソリューションを活用した安全対策も進め、阪神高速グループ全体としての情報セキュリティのさらなる強化に取り組んでいます。

コンプライアンスの推進

阪神高速道路株式会社コンプライアンス基本方針

阪神高速道路株式会社は、役員及び社員一人ひとりが法令を遵守し、高い倫理観を持った行動をすることが企業活動の基本であると認識し、以下の方針を実践することで、社会から信頼される企業であることを目指します。
この「コンプライアンス基本方針」を「経営方針」、「行動規範」とともに絶えず意識して実践することによって、「企業理念」を実現し、企業市民の一員として阪神高速に求められる社会的な使命を果たしてまいります。

阪神高速道路株式会社コンプライアンス基本方針

  • 社会との調和
  • 法令の精神の遵守
  • 公正かつ透明な手続きによる適正な取引
  • 企業情報の積極開示
  • 個人情報保護の徹底
  • 人権の尊重
  • 反社会的勢力との対峙
  • 経営トップによる関与

コンプライアンス推進体制

行動規範で掲げる「社会との調和」を具現化するため、「コンプライアンス基本方針」を策定するとともに、業務の適正を確保するために必要な体制の整備の一環として、コンプライアンス委員会を設置するなど、コンプライアンス体制の確立や相談体制などについて整備し、適正かつ確実な実施を図っています。