重要テーマ4 お客さまや社会に満足をお届けする多彩なビジネスを展開する阪神高速を目指して新たな事業への積極的展開
阪神高速グループの資産を有効活用した関連事業を積極的に展開し、地域の活性化に貢献していきます。
また、社会の変化に応え、新しい事業にも取り組んでいきます。
- 関連するSDGsの目標
-
駐車場事業
阪神高速道路の高架下や周辺地域約300箇所において、月極駐車場・コインパーキングを展開しています。防犯カメラ(全駐車場)、自動門扉(一部)の設置など、セキュリティ強化に努めているほか、駐車マスの幅を広く取ることや、コインパーキングではキャッシュレス対応可能な精算機の導入を行うなど、ご利用いただきやすい駐車場を目指しています。
不動産事業(保有資産活用事業)
保有地の有効活用を図ることを目的に、賃貸住宅事業(賃貸マンション、サービス付き高齢者向け住宅)や事業用定期借地のほか、駐車場と店舗を組み合わせたテナントビル事業など、幅広い不動産事業を展開しています。
休憩所事業
阪神高速道路のパーキングエリアにおいて、レストラン・売店を運営しています。レストランでは、特別メニューを提供する感謝祭を定期的に開催するなど、お客さまサービスの向上に努めるとともに、安心してご利用いただけるよう、新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてアクリル板の設置や、いす・テーブルのこまめな清掃などを行っています。また、レストラン・売店がない無人パーキングエリアのうち「尼崎」「南芦屋浜」「高石」「泉大津大型専用」パーキングエリアにおいては、自販機コンビニ※を設置し、お客さまへ軽食の提供を行っています。
サンドイッチやおむすびなどの軽食、デザートなどを販売する自動販売機
産地直送市場「ナナ・ファーム須磨」の運営事業
地域への貢献、活性化を目指して、神戸市須磨区で大都市近郊型産地直送市場を運営しています。ここでは、兵庫の生鮮三品(青果・鮮魚・精肉)を中心に契約農家や地元漁港から届いた新鮮で安全な食材を提供しています。ナナ・ファーム須磨は須磨海岸などの4施設とともに「みなとオアシス須磨※」として登録されています。
産地直送市場であるナナ・ファーム須磨では新型コロナウイルス感染症拡大への対策として、お客さまが使用される買い物かごやカートなどの除菌対応、店内の全面的な抗菌加工処理の実施、飲食部門でのアクリル板の設置、従業員の出勤時における検温、こまめな手指消毒およびマスク着用の徹底など、お客さまに安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、取り組んでおります。
また、2021年度は須磨区の丘陵地域での高齢者などを中心とした食料品アクセス問題への対策の一環として、食料品などの出張販売活動も実施しました。このように日々地域の声を傾聴し、寄り添えることが阪神高速グループの強みです。
地域住民の交流や観光の振興を通じて地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として国土交通省港湾局が登録(2017年)したものです。
総合リース・レンタル事業
他団体が管理する高速道路のLED道路照明灯やLEDトンネル照明灯を賃貸し、維持管理を受託しています。また、太陽光発電システム(2MW×3箇所)やLED道路照明灯(約25,000灯)を周辺地方公共団体に賃貸し、維持管理を受託しています。さらに、パトロールカー、標識車などの道路維持作業用自動車や工事に使用する特殊車両を全国の地方公共団体や民間会社にリース・レンタルし、道路の補修、維持管理をサポートしています。