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鋼製橋脚の隅角部は、梁および柱のフランジやウェブの鋼板が交差しているため、溶接が集中する個所となり、溶接内部に不溶着部が生じやすい構造となる場合があります。また、交通荷重による応力が集中する個所でもあります。このような個所に図-1に示すようなき裂が確認されています。
図-1：鋼製橋脚隅角部の損傷
このような損傷に対する補修・補強は、隅角部に作用する活荷重による応力範囲の低減を目的に図-2に示すような隅角部ウェブにコーナープレートを設置することとしました。これにより大幅に応力集中が低減されていることを計測により確認しています。
図-2：鋼製橋脚隅角部の損傷対策
