鋼管集成橋脚は耐震性能の向上、大規模地震発生時の早期復旧、コスト縮減および工期短縮を目的に開発された新しい鋼製橋脚です。淀川左岸線Ⅰ期海老江ジャンクションで採用しました。
3号神戸線湊川出入口の改築の際は既存の構造物の使える部分は活用し、必要な部分だけを取り替えることで、通行止期間の大幅な短縮とコスト削減などの様々な工夫をしています。
反重力すべり支承は大規模地震発生時の橋桁の変位制御、伸縮装置の維持管理性の向上およびコスト縮減を目的に開発された新しい支承です。
12号守口線では異種材料を適材適所に組み合わせて荷重に抵抗する"合成構造"を採用する事によって、合理的な橋梁として、"合成床版を用いた連続合成桁"を採用しています。
12号守口線拡幅工事では、新設部分は既設橋脚への負担軽減のための軽量化と、高架下の一般道路の交通規制時間を考え、架設時間を短縮できる鋼製梁を採用しました。
阪神高速では、一部幹線の鋼製橋梁に、腐食防止のための表面保護塗装が不要な「無塗装耐候性鋼材」を多く採用しています。メンテナンスが不要で、経済性に優れた鋼材です。
風の影響を受けやすい斜張橋の耐風安定性向上を図るため、各橋ごとにあわせて制振装置やダンパーを設置するなど様々な技術を用いて揺れや振動の抑制を行っています。
波形鋼板ウェブPC橋は、通常のPC箱桁のコンクリートウェブを波形鋼板に置き換えた鋼コンクリート複合構造で、軽量化や、効率よくコンクリート部材へプレストレス導入が可能となるなどの利点があります。