阪神高速では、従来未利用であった建物および料金所の屋上部分に、建物補強不要・灌水装置不要の緑化トレイを設置した環境に配慮した屋上緑化をすることにより、都市内のヒートアイランド現象の抑制とともに、建物内部の熱負荷抑制と都市内景観形成を実施しています。
中島パーキングでは、空気調和設備を設置していないトイレの屋上に断熱性の向上と2階の展望デッキからの景観配慮を目的とした屋上緑化を実施しています。また森小路ミニパーキングでも同様に断熱性の向上と都市内景観形成、沿道の地域への環境配慮の向上を目的に屋上緑化を実施しています。
中島パーキング外観
中島パーキング屋上
森小路ミニパーキング屋上
主に市街地に設置されている料金所について都市内景観形成、沿道の地域への環境配慮の向上を目的に屋上緑化を実施しています。
大開料金所
扇町料金所
尼崎西料金所
中島パーキングでの測定では、一般部屋上での最高温度が58℃に対して緑化部は27℃であり、熱放射の緩和(ヒートアイランド現象の防止)に寄与しています。
また維持管理面では導入当初からのセダム類よりも「雑草対策」「施肥処理」が容易なコケ類を試験施工しており、更なる効率化をはかっています。
現在、料金所26個所 建物8個所の屋上を緑化しており、今後も立地条件等を精査し環境配慮の向上を目指し緑化を推進していく予定です。
屋上緑化実施個所
セダム類
コケ類
コケ類
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