阪神高速の取り組み交通管理の充実
パトロール業務
阪神高速では、定期的または臨時に道路を巡回し、常に交通管制室と無線で連絡をとりながら交通量等の道路状況の把握・交通事故・車両火災・通行車両等による道路損壊・汚損・落下物・異常気象・故障車両といった異常事態発生の早期発見に努め、24時間体制で業務を行っています。 頻度は、各路線、概ね2時間に1回の割合で行っています。
重量違反車両等の取締業務
近年、輸送に用いられる車両は大型化の傾向にあり、法令に違反して通行することによる安全阻害や道路構造物の損傷の要因となっている車両もあります。また、沿道の皆さまに対しての騒音対策等の問題も生じてきます。 そこで阪神高速では、入口等に軸重計や車高計を設置するとともに、取締専従班の体制を整え、阪神高速単独又は警察と合同で違反車両の指導、取締を、年間を通して延べ2,500回程度(2019~2021年度平均)実施しています。
事案処理業務
年々増加する交通量にともない、交通事故や故障車両などの異常事態も増加しています。一旦、事故等が起きると交通の安全性や快適性に支障をきたすだけでなく、これに起因する交通渋滞により道路の処理能力は低下し、お客さまは時間的損失を被ることにもなります。そこで阪神高速では、交通事故や故障車両・車両火災等が発生した場合には、迅速に処理し二次的な事故を防止するため、パトロールカーによる現場の交通規制や誘導、負傷者の応急救護、走行不能車両の排除等の業務を行い、必要な場合は、救急車・消防車・レッカー車等の出動を要請し、より早期に道路の機能回復に努めています。これらの出動は、定期巡回を含め年間4万回程度となっています。また2019年には、交通流の障害となる車両等を速やかに移動させるべくレッカー車を導入しました。大災害時は放置車両等を移動させ、救命活動等に従事する緊急車両等の通行にも寄与します。