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事故削減に役立つリアルでリッチな学習コンテンツをつくれ(4/4)

高速道路会社初の快挙「日本e-Learning大賞 総務大臣賞」受賞

平成25年11月、嬉しい知らせが兒玉たちの元に届いた。「阪高 SAFETYナビ」が「第10回 日本e-Learning 大賞」において総務大臣賞を受賞したのだ。

日本e-Learning大賞は、新しいe-Learningの可能性を例証し、ブロードバンド社会におけるe-Learningの健全な発展、市場の確立およびコンテンツ・サービス提供企業の育成を支援することを目的に創設され、4省の大臣賞が付与されるという名誉で価値の高いアワード。今回の受賞は、「阪高SAFETYナビ」の取り組みが、都市高速道路という身近でかつ利用者が非常に多い環境における事故削減という社会的価値の高い目標に対して、多くのドライバーが取り組むことで事故削減に貢献できるとして、大変意義の大きい、効果的かつ実践的な取り組みであると高く評価されたことによって実現した。

受賞の様子

受賞の様子

第10回日本e-Learning大賞 総務大臣賞

都市高速道路の交通事故削減を目指した
個別の安全運転教育ツール
『阪高SAFETYナビ』

本受賞対象となった阪神高速道路株式会社の「都市高速道路の交通事故削減を目指した個別の安全運転教育ツール「阪高SAFETYナビ」」の取り組みは都市部の高速道路という身近で利用者が非常に多い環境における交通事故の削減という社会的価値の高い目標に取り組み、中でも一般的な解説教材ではなく、ドライバーの視点からの擬似的な体験を前提として学習させることを狙いとしており、多くのドライバーが学習することができれば明らかに事故削減に貢献できる大変に意義の大きな取り組みである。特に阪神高速道路では実際の事故データの分析とドライバーの運転特性に基づいた学習システムとしていることが効果的かつ実践的な取り組みとして評価できる。また、日本全国の都市部における事故削減の取り組みとして自動車教習所や警察署、社会教育施設などでのコンテンツとして普遍化できることも多いに期待できる。

出典:e-Learning Awards 2013フォーラム 第10回 日本e-Learning大賞 受賞者講評より

努力が報われましたね。
兒玉

そうですね。

前例もない中で、独自のビジョンとコンセプトを貫くのは、葛藤の連続で、正直悩んだことも多々ありましたが、ぶれることなく、地道に積み上げてきたことが評価されて本当に嬉しいです。

 

なかでも特に嬉しかったのが「日本全国の都市部における事故削減の取り組みとして自動車教習所や警察署、社会教育施設などでのコンテンツとして普遍化できることも多いに期待できる」と評価された点。安全運転の定着をめざす私たちにとって、このコンテンツが様々な場で有効利用されるのは願ってもないことです。講評の期待に応えられるよう、一層の努力を重ねていきたいと思います。

最後にこれから社会に出る若い人たちにひと言メッセージをお願いします。
兒玉

ビジョンを持って進め、ですかね。行き当たりばったりではなくて、こうありたいというビジョンをしっかり持ってまわりを見わたすと、そこらじゅうに役に立つものが転がっていることに気づくと思うんです。それらを柔軟な発想で結びつけていけば、きっとすごいことが実現できるようになるはずです。ぜひ頑張ってください。

(2014年5月 更新)
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