景観への配慮を大テーマとしている三宝ジャンクションだが、維持管理のしやすさについても設計段階から熟慮を重ね、様々なこだわりのアイデアを取り入れている。
鋼箱桁橋の桁内には、ダイヤフラムという補強鋼板が設置されているのですが、点検員が通行しやすいよう、その開口の形を縦長に広くしました。また、一部の桁の点検用扉に、軽量で光を通す透明のアクリル製の扉を採用。作業しやすい環境を整えています。
雨水がたまりやすい桁と桁の間は、切欠き構造(あえて隙間を設ける)にし、通気性を向上させることで腐食を防ぎ、作業スペースも確保できるようにしています。
開口の形が縦長に広いダイヤフラム
アクリル製の点検用扉
この仕事をしていると、一人では何もできないことを痛感させられます。けれど一人一人が力を合わせれば、できないことはないと思わせてくれるのもこの仕事です。頑張れば、きっとできる。そんな前向きな気持ちにさせてくれた阪神高速を、今度は自分が守って、育てていけるようになりたいと思います。生まれてきたからには何かを残したいと思っている君、私たちと一緒に頑張ってみませんか?