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GISを活用した情報共有プラットフォーム「COSMOS-GIS」(5/5)

誰もが使いやすいシステムとして、さらなる進化を

阪神高速グループ全体で日々、活用され、多くの業務効率化・高度化を達成している「COSMOS」。最後に担当者たちの思いと、今後の展開を聞いた。

「精度」「鮮度」「網羅性」が確保されたデータが重要と心得る

プロジェクトを振り返っていかがでしょうか。

有馬

私の担当は、プロジェクトを進めるための下準備だったと思います。しっかりと運用されている各部署のシステムを連携し、業務効率化・高度化を目指すという目的とイメージをつくりました。 高速道路会社という大きな組織では、他部署が何をやっているのか、また自分の仕事がどのような位置にあるのかを把握しておくことは非常に重要です。それを把握するための一つのツールとしてCOSMOSを活用することで、最終的に先進の道路サービスを具現化することに繋がるのではないかと思っています。

そのためにもCOSMOSを進化させ続けてほしいと願っており、現在の担当者に伝えたいことがあります。

1つ目は、誰もがコミュニケーションできるツールになり得ているのか、全社最適目線を常に意識して欲しいです。

2つ目は、GISは単なるツールであり、そこで扱われるデータこそが重要であるということ。私たちが保有しているデータが「精度」、確かさ、正確さを持ち、「鮮度」、常に更新されて新しいということ、そして「網羅性」、欠けていない、全部揃っていること、この3つが確保されていることで、信頼されて使ってもらえる。そういうデータであるようにすることが大切です。

3つ目は、GISは今、たまたま使っているに技術に過ぎない。新しい技術を勉強しながら、最適なツールは何なのか、常に意識してほしいですね。そうすることで、ベンダーロックインやレガシーシステム化を招くこともないと思います。

そして社員には、COSMOSのサブタイトルDiscover Hanshin Expresswayのとおり、COSMOSを通して阪神高速をとことん探求してもらいたいです。

西井

使用者に使い勝手のいいシステムとしてよく活用していただいていることを非常に嬉しく思っています。COSMOSによる効率化で作業時間の短縮ができ、その短縮できた時間でさらなるサービス向上のための新たな業務に取り組めるといいのではないかと思います。業務効率化・高度化がなされることによって、阪神高速道路の管理という社会的に大きな役割を担っている当社として、より一層社会に貢献できるようになったと考えています。

多様な情報にアクセス可能、利用度の高い統合システムへ

COSMOSの今後の展開について、さらにお聞かせください。

桐畑

阪神高速グループ全体において、情報機密性を担保しつつ、さまざまな情報にアクセス可能で利用度の高い統合システムにすることを目指しています。そのためには、さらなる正確性・最新性・利便性の向上が必要になると考えています。COSMOSは社内システムではありますが、お客さまに阪神高速道路を安心してご利用いただけるよう、高速道路の管理を効率化・高度化するためのシステムです。今後もシステムを改善し続け、さらなる「先進の道路サービス」をご提供できるよう努めて参ります。

(2025年1月 更新)